SDKアーティファクト利用ガイド

Warning

Asakusa Frameworkのバージョン 0.10.0 以降、SDKアーティファクトは利用できません。 SDKアーティファクトの代わりに、 Asakusa Gradle Plugin ユーザーガイド で説明している 依存ライブラリの管理 に従ってアプリケーションプロジェクトを設定してください。

またバージョン0.8系以前のプロジェクトのマイグレーション方法については、 Asakusa Gradle Plugin バージョン 0.9系 の変更点 を参照してください。

この文書では、アプリケーション開発プロジェクト用の依存性定義を行うためのSDKアーティファクトについて説明します。

SDKアーティファクト概要

Asakusa Frameworkではアプリケーションプロジェクトで使用するAsakusa Frameworkのライブラリをグループ化した「SDKアーティファクト」を提供しています。

SDkアーティファクトを利用することで、アプリケーションプロジェクトに対してライブラリの依存性定義をシンプルに過不足なく行うことを支援します。 またAsakusa Frameworkのバージョンアップなどに伴うマイグレーション作業を容易にします。

アプリケーションプロジェクトのビルド定義で指定するライブラリにはSDKアーティファクトを使用することを推奨します。

SDKアーティファクト一覧

SDKアーティファクトはAsakusa FrameworkのMavenリポジトリにグループID com.asakusafw.sdk を持つMavenアーティファクトとして登録されています。

Asakusa Frameworkが提供するSDKアーティファクトは以下のものがあります。

Asakusa Framework SDKアーティファクト一覧
アーティファクトID 導入バージョン 説明
asakusa-sdk-core 0.5.0 すべてのアプリケーション開発プロジェクトで共通的に必要となるライブラリをまとめたアーティファクト
asakusa-sdk-windgate 0.5.0 Windgate を使用するアプリケーション開発プロジェクトで必要となるライブラリをまとめたアーティファクト
asakusa-sdk-thundergate 0.5.0 Thundergate を使用するアプリケーション開発プロジェクトで必要となるライブラリをまとめたアーティファクト
asakusa-sdk-directio 0.5.0 Direct I/O を使用するアプリケーション開発プロジェクトで必要となるライブラリをまとめたアーティファクト
asakusa-sdk-hive 0.7.0 Direct I/O Hive を使用するアプリケーション開発プロジェクトで必要となるライブラリをまとめたアーティファクト
asakusa-sdk-test-emulation 0.7.2 エミュレーションモード を使用するアプリケーション開発プロジェクトで必要となるライブラリをまとめたアーティファクト

SDKアーティファクトの利用方法

Asakusa Gradle Plugin ユーザーガイド などの手順で構築したGradleプロジェクトでSDKアーティファクトを使用する場合は、ビルドスクリプトの dependencies ブロック内にSDKアーティファクトの定義を追加します。

以下、SDKアーティファクトを利用したビルドスクリプトの設定例です。

build.gradle
dependencies {
    compile group: 'com.asakusafw.sdk', name: 'asakusa-sdk-core', version: asakusafw.asakusafwVersion
    compile group: 'com.asakusafw.sdk', name: 'asakusa-sdk-directio', version: asakusafw.asakusafwVersion
    compile group: 'com.asakusafw.sdk', name: 'asakusa-sdk-windgate', version: asakusafw.asakusafwVersion
    testRuntime group: 'com.asakusafw.sdk', name: 'asakusa-sdk-test-emulation', version: asakusafw.asakusafwVersion
}