Asakusa Gradle Plugin バージョン 0.10系 の変更点

ここでは、Asakusa Gradle Plugin バージョン 0.9系 から 0.10系 の変更点について説明します。

Asakusa Gradle Pluginを利用したアプリケーションプロジェクトのマイグレーションについては、 Asakusa Gradle Plugin マイグレーションガイド も参照してください。

Asakusa on M3BP - Hadoopの連携

Asakusa on M3BPの Hadoopとの連携 についての標準の動作および設定は、Asakusa Framework バージョン 0.10.0 から以下のように変更されました。

  • 過去バージョンでは、標準の設定では実行環境上にインストールしたHadoopと 連携しない よう設定されていたが、 バージョン 0.10.0 からは標準の設定で実行環境上にインストールしたHadoopと 連携する よう変更された。

  • 過去のバージョンでは、実行環境上にインストールしたHadoopと連携するために以下の設定を使用したが、 バージョン 0.10.0 からはこれらの設定が廃止された(設定しても無効となる)。

    • asakusafwOrganizer.m3bp.useSystemHadoop
    • asakusafwOrganizer.profiles.<プロファイル名>.m3bp.useSystemHadoop
  • 実行環境のHadoopと連携しない場合、Asakusa Frameworkの実行に必要な最低限のHadoopライブラリーをデプロイメントアーカイブに含めるために、以下の設定が追加された。

    • asakusafwOrganizer.hadoop.embed true

過去のバージョンから移行する場合、上記の変更に基づいてアプリケーションプロジェクトのビルドスクリプト build.gradle に対して以下の変更を行ってください。

実行環境上にインストールしたHadoopと連携する場合

実行環境上にインストールしたHadoopと連携する場合、過去バージョンの build.gradle には以下の設定を追加しましたが、 バージョン 0.10.0 以降はこの設定を削除してください。

  • asakusafwOrganizer.m3bp.useSystemHadoop
  • asakusafwOrganizer.profiles.<プロファイル名>.m3bp.useSystemHadoop

実行環境上にインストールしたHadoopと連携しない場合

実行環境上にインストールしたHadoopと連携しない場合、 build.gradle に以下の設定を追加してください。

  • asakusafwOrganizer.hadoop.embed true

以下は、 prod プロファイルのデプロイメントアーカイブに上記の設定を行う例です。

build.gradle
group 'com.example'

buildscript {
    repositories {
        maven { url 'https://asakusafw.s3.amazonaws.com/maven/releases' }
    }
    dependencies {
        classpath group: 'com.asakusafw.gradle', name: 'asakusa-distribution', version: '0.10.4'
    }
}

apply plugin: 'asakusafw-sdk'
apply plugin: 'asakusafw-organizer'
apply plugin: 'asakusafw-m3bp'
apply plugin: 'eclipse'

asakusafwOrganizer {
    profiles.prod {
        hadoop.embed true
    }
}

See also

Hadoopとの連携に関する設定については、Asakusa on M3BPユーザーガイド - Hadoopとの連携 も参照してください。