========================== 実行時プラグインのデプロイ ========================== この文書では、Asakusa Frameworkの実行時プラグインのデプロイ方法について説明します。 実行時プラグインについて ======================== 実行時プラグインとは、Asakusa FrameworkのフレームワークAPIを拡張するための内部機構です。 バッチアプリケーションがAsakusa Frameworkが標準で提供していない、個別の拡張フレームワークAPIを使用している場合は、以下に説明する手順に従って、実行時プラグインのデプロイを行ってください。 実行時プラグイン用ライブラリの配置 ---------------------------------- 実行時プラグイン用ライブラリはjarファイルとして提供されます。 実行時プラグイン用のjarファイルは :file:`$ASAKUSA_HOME/ext/lib` ディレクトリに配置してください。 デプロイメントアーカイブの生成時に実行時プラグイン用のjarファイルを同梱することもできます。 :doc:`deployment-guide` - :ref:`deployment-extention-libraries-example` の例などを参考にしてください。 実行時プラグインの設定 ---------------------- 実行時プラグインの設定ファイルを編集します。 実行時プラグインの設定は、 :file:`$ASAKUSA_HOME/core/conf/asakusa-resources.xml` を編集します。 以下のように、それぞれの設定項目に対して ```` 要素を作成し、設定名を ```` 要素に、設定値を ```` 要素にそれぞれ設定します。 .. code-block:: xml :caption: asakusa-resources.xml :name: asakusa-resources.xml-deployment-runtime-plugins-1 com.asakusafw.runtime.core.Report.Delegate com.asakusafw.runtime.core.Report$Default com.asakusafw.runtime.extention.HogeRuntimePlugin.Delegate com.asakusafw.runtime.extention.HogeRuntimePlugin$Default レポートAPIに関するプラグイン ============================= レポートAPIは実行時プラグインの仕組みを利用して実装されており、レポートAPIの実装を自由に差し替えることが可能です。 レポートAPIは ``Report.Delegate`` [#]_ インターフェースを実装したクラスを利用して自由に実装を変更できます。 レポートAPIの実装クラスは、実行時プラグインの設定に対し、 ``com.asakusafw.runtime.core.Report.Delegate`` という設定名で設定値に実装クラスの完全限定名を指定します。 Asakusa Frameworkは以下の実装クラスを組み込みで提供しています。 .. list-table:: レポートAPIの組み込み実装クラス :widths: 10 10 :header-rows: 1 * - クラス名 - 概要 * - ``com.asakusafw.runtime.core.Report$Default`` [#]_ - 標準出力にレポートを出力する実装。 * - ``com.asakusafw.runtime.report.CommonsLoggingReport`` [#]_ - Commons Loggingを経由してレポートを出力する実装。 Hadoop上で実行する場合、Hadoopのログの設定を変更することで出力先等を設定可能。 レポートAPIの利用方法については :doc:`../dsl/user-guide` を参照してください。 .. [#] :asakusafw-javadoc:`com.asakusafw.runtime.core.Report.Delegate` .. [#] :asakusafw-javadoc:`com.asakusafw.runtime.core.Report.Default` .. [#] :asakusafw-javadoc:`com.asakusafw.runtime.report.CommonsLoggingReport`